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2010年12月

2010年12月31日 (金)

宮前区長と川崎市議の電話騒動に潜む問題

 区長と市長は同じ「長」でも全く違う。区長は単なる行政職員である。それにしても「区長ー区選出議員」で区政の課題を議論できるホットラインが公的にできていないのも不思議だ。
 これが今回の最大の発見。まあ、“口利き”防止であれば理解できないこともないが…

 また、区長の行政的権限と責任が非常に小さく、また不明確であることが次の発見。これが本質であるが…

 更に、この市議は、大雨で心配し、宮前駅前が浸水したところにかけつけ、その実態を写真にとって、議会質問で披露している。しかし、区長の初動を問題にするのであれば、現場から緊急に区長へ連絡するのが普通の発想。区長ではなくても消防署でもよいだろう。カメラマンに徹していたのか?

 ジャーナリスティックな話題ではあっても本質的なことではない。

 本質は巨大化した基礎自治体での盲点を「ゲリラ豪雨」が襲撃したことだ。

携帯に区長から86回電話、「腹いせ」か「緊急」か?/川崎 2010年12月21日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012210003/

携帯に電話度々 市議「嫌がらせ」 宮前区長「緊急の話」2010年12月21日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20101221/CK2010122102000033.html

川崎市議の携帯に86回着信 かけたのは宮前区長 2010年12月20日21時23分
http://www.asahi.com/national/update/1220/TKY201012200402.html

区長、市議に「至急」携帯電話…2時間で86回
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101221-OYT1T00179.htm

 

 

2010年12月30日 (木)

新たな地方自治制度、首長・議員は『議会・首長の「純粋分離型」』を圧倒的に支持!

 またまた、河北新報のヒット報道!全国紙は一体何をやっているのか!という類である。首長と議員とを別の選挙で選ぶ二元代表制。地方自治制度モデル「純粋分離型」は更にそれを推進する。
 しかし、ようやく、議会改革によって相互の緊張関係が成立する先進的な自治体が現れてきたのが現状で、それもわずか。そんな能力がどこにあるのか?全く示されていない。
 それでも支持するのは、やはり、住民が首長も議員の選挙にとって選ぶという意思を読み取っているからであろう。

議会と首長の「純粋分離型」自治 議員6割、首長7割支持(河北新報12/30)
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101230t11014.htm

20101230_a1001

「純粋分離型」は、招集権などを首長から議会に移し、議会の予算修正権も拡大。半面、議会の議決事項を減らす。議会の首長不信任議決権、首長の議会解散権は廃止。
 対抗軸となるのは「議員内閣」で、合議制の執行機関である内閣を設置。内閣は首長と議会の同意を得て選ばれた数人の議員で構成する。

 現行の二元代表制に代えて新たな地方自治制度を導入する場合、議会と首長の責任を明確に分ける「純粋分離型」モデルを望ましいとする考えが宮城県内の地方議員の6割以上、首長の7割以上に達することが、河北新報社が実施したアンケートで分かった。

2010年12月28日 (火)

一体何を意味する?自治体職員給与が全国1位・横浜市 川崎市・政令市第2位

 自治体職員給与の全国1位は横浜市。川崎市は政令指定市で第2位、昨年3位だが、名古屋市を抜いて第2位に。

 ラスパイレス指数は対国家公務員の給与比。人数で平均化しているので、人員の大小関係=総費用の比較にはならない。ところで、この数値は一体何を意味するのか?解説記事が今のところ見あたらない。

読売「自治体職員給与の全国1位は横浜市」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101228-OYT1T00324.htm?from=main2

神奈川県は27日、今年4月1日現在の県内33市町村の一般行政職職員の平均給与を、国家公務員の給与水準を100とした「ラスパイレス指数」で発表した。

 それによると、横浜市が105・1(前年比0・5増)となり、全国の都道府県や市区町村のなかで最も高かった。
 横浜市に次いで高かったのは藤沢市で104・1(同0・3増)。
 川崎市は103・9(同0・7増)で3位。川崎市は全国の政令指定都市では昨年3位だったが、今回、名古屋市を抜いて、横浜市に次いで2位となった。

ウキペディア「国家公務員と地方公務員の給与額の比較のラスパイレス指数 」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%B9%E6%8C%87%E6%95%B0

 地方公務員の給与額を、同等の職種、経歴に相当する国家公務員の給与額を100として比較した場合に算出されるもので概略下記で示される。

ラスパイレス指数 = (B1*N1+B2*N2..) / (A1*N1+A2*N2..)*100
B1,B2,..:対象とする地方公務員の職種階層の各給与額
A1,A2,..:国家公務員の職種階層の各給与額
N1,N2,..:国家公務員の職種階層の各人数

 職員住宅など福利厚生の充実した国家公務員に対してその差を補正するためにわずかに高めの数値に設定されるのが常であったが、バブル崩壊後は、民間への配慮もあって100を越す自治体はもはや少数派になっている。

2010年12月27日 (月)

『市民による議会白書』の記事~河北新報~

 東北地方の中心的マスメディアである「河北新報」は、長期連載「変えよう地方議会」以降も住民自治の視点から議会改革の論陣を張っている。当会の『市民による議会白書』も紙面に取り上げて頂いた。
 その視点に益々磨きをかけ、幾多の大新聞社を大きく引き離している。

住民視点の議会評価続々 川崎・市議会白書 仙台は通信簿
http://www.kahoku.co.jp/spe/gikai/20101213_01.htm

20101212011jd_2

  語る会の吉井俊夫代表は「本来なら議会自身が年次活動報告をまとめて住民に示すべきだが、できないのなら住民がやるしかない」「われわれ住民も、完成した白書をどのように使いこなし、議会との関係をつくり上げていくかが今後問われる」と話す。

2010年12月26日 (日)

川崎市議会議員定数は3名減の60名になる模様

 この問題は行財政改革の一環、すなわち、経費削減の視点から議論されている。しかし、本来、市民の権利としての「代表機能」のあり方として考えなければならない。

 当然、議会の役割、議員の仕事をベースに「選挙制度」そのものを議論する必要がある。オープンな場で、市民にわかるように、である。

 またしても密室、促成、議会基本条例を密室で策定した考え方が継続されている。これでは議会改革にはならない。

 地方自治法により、議員定数は直近の国勢調査を基に人口に比例配分することになっている。
 現行定数は川崎、中原、宮前、多摩区が10、高津区が9、幸、麻生区が7。
 新定数では川崎、宮前、多摩の3区を各1減にする。
 定数9の高津区の人口が定数10の多摩区を上回っていることから、少なくとも両区の是正が急務。

 定数を削減する条例改正案は、共産党を除く各会派の同意を得られる見込み。共産党の関係者は「定数削減は統一地方選を前に大衆受けするテーマだ」と指摘。

「定数を減らすと民意が届きにくくなる。議会をスリム化するなら政務調査費などを見直せばいい」と反発している。

 人口は『川崎市町丁別世帯数・人口』H22年9月末日現在
 http://www.city.kawasaki.jp/20/20tokei/home/matibetu/mb2210/mbs.htm

     人口(万人) 議員数
川崎市 141.0
川崎区  22.0  9.8→ 9
幸 区  15.5  6.9→ 7
中原区  23.0 10.2→10 
高津区  21.4  9.5→ 9
宮前区  21.8  9.7→ 9
多摩区  20.5  9.1→ 9
麻生区  16.8  7.5→ 7
            63  →60

川崎市議会が定数3減へ、議員提案で来年2月に条例改正/神奈川 2010年12月21日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012210043/

川崎市議会議員定数 3会派、3減で合意 5700万円の税金節約 2010年12月22日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20101222/CK2010122202000046.html

 

2010年12月25日 (土)

さいたま市会議員による「市民による川崎市議会白書」の紹介!

 『「市民による市議会白書」が初めて発行される!』として、さいたま市議会議員・稲川 晴彦氏のブログ「さいたまの理」が本会の白書を取り上げてくれました。深謝!!稲川氏は市民のときに知り合い、その後、補選で当選された後も交流させて頂いている。
議会改革の推進はもちろん、政策全般について積極的な議論を展開され、参考になることが多い。

 議会基本条例を制定した政令指定都市、さいたま市議会、名古屋市議会、川崎市議会を改革度として比べてみると、どうなるか?
おそらく川崎市議会が最下位になる予感がする。さて、…

『「市民による市議会白書」が初めて発行される!』
http://inagawah.blog115.fc2.com/blog-date-20101221.html

この全国的にも珍しい市民による議会白書は、有権者に対し議員選択(選挙選択)のツールになるかもしれない。
 地方議会の様々な出来事を市民に理解していただくことは、今極めて大切な説明責任であると思っている。
方法論は様々あるが、議会側も意識して情報公開していく市民に開かれた議会にしていく必要がある。

 語る会の吉井俊夫代表が、「本来なら議会自身が年次活動報告をまとめて住民に示すべきだが、できないのなら住民がやるしかない」と言われていることに、奮起する議会でなければならない。
 私もこの白書を参考に、いろいろと考えてみたいと思う。

 以上のように結んでいただいた。

 今後も自治体議会の質的向上を目指してネットワークを組んでいきましょう。

  吉井記

2010年12月24日 (金)

「川崎市議会改革」遅々として進まず(2)

 議会基本条例制定から18ヶ月、市民からみた「川崎市議会改革」は、遅々として進んでいない。「統一地方選」へ向け、どうやって声を上げていくか。 ここでは全国的状況に位置づけてみよう。 

 『市民による議会白書2010年度版』では、先へつながる成果の“芽”が「主体的意思決定」1件として出ていると、皮肉を込めつつも評価した。更に、今後のポイントとして、潜在する「改革意識」を表に出し、改革すべき山積した課題を超えるとした。

 しかし、皮肉だけがやけに鮮やかに残ってしまったかのようである。

 「自治体議会改革フォーラム」によれば、以下のような状況が報告されている。
     http://www.gikai-kaikaku.net/index.html

 議会基本条例制定状況(「153」条例)(2010/12/21現在)
 http://www.gikai-kaikaku.net/gikaikihonjourei-list.html

 全国の自治体議会は1,831議会であるから、おそらく来年4月の統一地方選前に、議会基本条例を制定した議会は10%を越える可能性大であろう。
 上記の一覧表から、前回統一地方選前は栗山町を筆頭に「4議会」であったから、「爆発」(江藤山梨学院大教授)と評価されるのも尤もである。

 【北海道】 栗山町 (2006年05月18日可決)
 【神奈川県】湯河原町(2006年12月12日可決)
 【三重県】 三重県 (2006年12月20日可決) 
 【三重県】 伊賀市 (2007年02月28日可決)

 但し、ここで問題となるのは、議会基本条例の制定と共に議会改革の具体化へ向けて走り出し、成果を上げている議会、例えば、

 メルマガ 第128号 2010/6/23 現代地方議会改革における「薩長同盟」
  ~栗山町と会津若松市~
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/images/mail_magazine/128.html

 これに対し、理念条例のもと、具体的改革へ向けてほとんど動いていない “不動議会”との落差である。残念ながら川崎市議会も“不動”の中にいる。

 改革議会は大きくプラスへ向けて動いており、議会に対する住民の支持も得るようになっている。しかし、“不動議会”は議会基本条例を制定し、改革への期待を高めながら、具体案に乏しい状況にある。これは、ゼロベースではなく、心理的には、逆に期待値を高めてから落としたわけだから、マイナス方向へ落ち込んだことになる。

2010年12月22日 (水)

「川崎市議会改革」遅々として進まず(1)

市民からみた「川崎市議会改革」は、基本条例制定から18ヶ月、『遅々として進まず』である。
北海道栗山町による全国初の議会基本条例以降、これまで153自治体で基本条例が成立している。しかし、栗山町にように議会改革に邁進している自治体と基本条例を作っただけの自治体に二分される傾向が出ている。

議会改革の内容は次の5項目に分類すると判りやすい。

1)市民と議会との関係つくり…議会での市民発言・市民への説明責任と意見聴衆
2)政策検討機能の強化…調査―提案―討論
3)情報開示及び広報…情報の編集と循環
4)経費・議員定数の削減…仕事の定義、選挙改革
5)審議形式…「従来型の改善提案」

議会基本条例下での新たで本質的な課題は1)、2)である。
1)市民と議会との関係つくり…議場内での市民発言 議場外での説明責任
2)政策検討機能の強化…調査―提案―討論

ところが、川崎市の改革は『5)審議形式…「従来型の改善提案」』が中心である。

最近になって、ようやく、本会の陳情の一部を取り入れて「委員会資料、傍聴者へ提供」を行っているが、これとて、同じ陳情の「委員会資料、HPへ掲載」は全く検討外になっている。

議会基本条例の情報は、「自治体議会改革フォーラム」を参照。
http://www.gikai-kaikaku.net/

 

 

2010年12月21日 (火)

『市民による川崎市議会白書2010年度版』(2)

『市民による川崎市議会白書2010年度版』の刊行後、多くの方から入手希望のお電話、メール等を頂き、ここに深謝致します。また、ご意見を頂ければ、ありがたく存じます。

なお、冊子は若干余りがありますので、いつでもご連絡下さい。

冊子の作成と発行及びその後処理で本ブログへの書き込みが停滞していました。ここでようやく整理がついたので、改めて書き込みを再開します。

2010年12月 5日 (日)

『市民による川崎市議会白書2010年度版』

当会も小さいながら活動を進め、一つの区切りとなる以下の冊子を発行しました。是非、ご購入頂けるようにお願いします。

本来、「議会白書」は、議会がまとめて市民への広報として発行すべき処、当方の調べでは、全国での発行は北海道福島町だけのようです。その意味で、市民が発行したのは画期的と思っています。

この3年間の請願・陳情(約300件)もテーマを整理しましたが、地域の問題はどうしても市議会からこぼれ落ちます。個々の問題をベースに条例等を策定することが必要ですが、そこまではいきません。次年度版では、更に分析が必要です。

また、川崎市議会の全体像に迫っているだけでなく、手法としての提案ですので、どこの地方議会に対しても参考になる内容のはずです。

『市民による川崎市議会白書2010年度版』

 「A4版150頁(資料集50頁含む) 頒布価格1,000円」

 メールで申し込みを頂ければ、代金は後払で直ぐにお送りします。

 以下に「概要版」をアップしています。

目次

刊行の言葉 ~議会を整理・編集・賞味する~

概要(1) 主なポイント

概要(2) 川崎市議会の評価

http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/katarukai.html

また、会員、サポーターも募集中、バックアップも宜しくお願いします。

募集中…会員(年会費2,000円) サポーター(年会費1,000円)

 議会定例会報告書・Mail News等 送付

 吉井記

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