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2012年3月12日 (月)

「安定フライト」(H21年度)から「課題克服努力」(H24年度)へ~予算の命名の変遷から阿部・川崎市長の状況認識を読みとる

川崎市平成24年度予算案の報告を忘れていたようだ。

「総額1兆2674億円 一般会計5816億円」の予算案が3月定例議会の予算委員会で審議が済み、最後の本会議を待つばかりである。

予算案に名前をつけるのが、毎年の恒例。聞くところによると、阿部市長が思い入れを込めて決定するそうだ。来年度予算は「課題克服努力」予算と名づけられた。

表題をもう少し詳しく、年次で追ってみると、
21年度 「安定フライト」
22年度 「環境変化対応」
23年度 「斬新工夫」  
24年度 「課題克服努力」

一昨年度から来年度にかけて、「安定フライト」から「課題克服努力」と変遷した処に、政策の企画・実行部隊のリーダーとしての阿部市長の“世界”に対する認識と問題意識を読み取ることができる。

「安定フライト」に示されるように、阿部市長は飛行機イメージでの表現が得意のようである。しかし、21年度以降の3年は、それを封印せざるを得ない処に追い込まれている感がある。一市民にとっても悔しい思いを強く感じるのは、改めて 「環境変化対応」 「斬新工夫」 「課題克服努力」
と並べてみたからだろう。

平成14年7月の「財政危機」宣言から行財政改革プランが始まり、21年度に収支均衡を図るという目標を達成し、「安定フライト」の軌道に載せようとした矢先に、世界的な経済危機が勃発した。

その後、乱気流、視界ゼロのなかで突然の「環境変化」に対応すべく、操縦を続け、少し「斬新工夫」をとり入れたものの、依然として視界は晴れず、迫りくる問題に対し「課題克服」の努力を傾注する以外にない。

取りあえず、軟着陸をしたいが、その場所も方法も見出せない。時間ばかりが経過する。これが、その間の状況なのではないか。こう読み取ることができるし、読み取る以外にない。筆者はそう考える。

ところで、この3月定例議会での会派代表質問は、各会派共に冒頭で24年度予算に対する質問から入った。詳細は議事録が発行されてからであるが、筆者のように「フライト」予算からの変遷を跡づけて、阿部市長の状況認識と施策の考え方を先ずは理解して質問する会派はどこもなかった。

単に、「課題」はいつの予算でもある、「課題」を具体的に例示せよ等、考えなくても出てくる言葉が踊っていた。歴史的経緯を再確認し、予算と状況との関連を理解し、軟着陸から再度のフライトを可能にするような“示唆”を市長に与える議論は、望むべくもないのが川崎市議会の実態なのだろうか。

      

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