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2012年4月22日 (日)

多摩市議会報告会へ参加~予算修正案に関する緊迫した議員間討論のビデオが白眉

東京都のなかで最初に議会基本条例を制定した多摩市議会、これまでも議会改革特別委の傍聴、議会報告会への参加、人口構成も川崎市の行政区に匹敵しており、注目している。

先ずは、参加(H24/4/21)、させて頂いたことを深謝!
参加者は60名程度、2時間、プログラムは以下。

1.開会       10分
2.予算審議報告 45分
 1)予算委報告
 2)ビデオ放映-本会議修正案審議
3.質疑応答   60分
4.閉会       5分

川崎市議会は未だ報告・対話集会を開催していない。また、全国的にも試行錯誤の段階にある。従って、「議会報告会」のプロトタイプは存在していない。
以上を踏まえて、感じたことをまとめてみる。

1)運営…「報告」に対して「質疑応答」の時間が長かった、これで「報告会」?
2)運営・内容…ビデオ「修正案」は緊迫して見応えがあった、企画の勝利
3)内容…予算委報告が少く、資料も「予算案報告」で、「議会審議報告」ではない!

1)時間配分

半分以上の時間を「質疑応答」に割いていた。これは多摩市議会としての工夫であるし、
市民の様々な意見を引き出したいとの意図であろう。一方、この場合、質問しないマジョリティに対する「報告」は大きく減少する。議員が一団でいたようなので、市民の参加者の人数は50名程度、発言者は10名以下。

これはバランスが悪いように思った。

「質疑応答」については、我々も「議員と語る会」を開催する際に、常に考える処だ。市民への情報は出来るだけ多く提供しつつ、議会・議員への注文も付けていく。しかし、発言は限られた人になるから、事前に質問票を配布したり、一言ずつ全員に発言の機会を持つようにしたりする。

2)修正案の提案者に対する質疑応答であることが緊迫感を与える。

川崎市では共産党が毎年、組替動議を提出するが、「趣旨説明」「賛成討論」だけで実質的な討論はない。恒例化されて、緊張感は全くなく、粛々と進行するだけだ。
但し、問題がアキュートなだけに、質疑というよりは批判だけの場合もあり、これだけの情報だと議員のスタンスが誤解される可能性もある。

以上の1)、2)から3)が必要になると思う。

3)予算委での「41時間」(延べ176名)の審議を編集して提供すべき

配布資料をみたが、行政が配布する予算案のコピーである。議会報告としての「予算委報告」であれば、審議内容全体を判りやすくまとめるべきではないか。特に質疑も含めて話題となったのが「今後4年間で74億円の深刻な財源不足」だ。

これは、市長が1月下旬から2月中旬にかけて、13回の説明会を開催して市民にPRしたものだ。市民との意見交換もA4版で合計60ページ弱にもなる。素案に対するパブコメを2月に実施、4/19に、多摩市行財政刷新計画(平成24年~平成27年)を決定している。
(以上については右記参照 http://www.city.tama.lg.jp/plan/14946/index.html

この概要について資料が添付されていないのが不思議だ。更に,議会での議論をまとめて説明すべきではないのか。

全体をまとめた資料として、筆者が多摩市民であれば、次の内容を含んで欲しいと思うだろう。
 ①政策毎に質問を分類する…予算案全体をカバーして質疑したのか
 ②財政問題は改革プランを添付し、議員質問をまとめる
 ③質問を通して課題・論点・争点を整理できたか?

度重なる「財源不足」に関する質問に対し、安藤副議長が「多摩市行財政刷新計画」について説明したが、事前に説明しておけば、質疑も簡潔になったであろう。質問した市民のなかで「刷新計画」及びその前の「素案」に言及した方はいなかった。この辺りは、市民がどの程度、アンテナを高くして情報をキャッチしているのか、問われる処だ。

苦情-意見-質問の区別がなく、自分の言いたいことを長々としゃべる人もいて、冗長な部分がどうしても出てくる。

ともあれ、まだまだ試行錯誤は続くだろう。それは多摩市議会に限られたことではなく、
現在は“幻”の川崎市議会報告会においても言えることだ。いや、全国規模でも同じであろう。

なお、編集の手法については、当会の「市民による川崎市議会白書」に開示されている。
ここでは、
『全体を貫く、編集・分析のツール』として例示がある。
  1) 政策体系
  2) 会派代表質問の分類 民主 自民 公明 共産
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/kataru_siryou-hakusyo10.html

以上

      

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