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2012年7月31日 (火)

何故、議員間討論が活発にならないのか?~住民対住民の対立軸の不在~

先の土日に「市民と議員との条例作り交流会議」が開催され当会の会員も参加した。

毎年実施される『全国自治体活動調査』の結果報告を冒頭に行い、それを受けて基調提起を代表世話人の廣瀬法大教授が行うパターンが定着している。

筆者も先ず第一に注目しているのが、この冒頭部分である。
その中で議会基本条例を制定する議会は順調に増えており、また、議会改革の中核となる「住民との対話集会」を開催する議会も同様に増加しており、その流れは太くなって全国を覆うようになってきている。これまでの活動の成果だ!

一方、議会にとって要の位置づけになるはずの “議員間討論”は低調でこの4年間をみても増加の傾向は見られない。

筆者はこの落差に一番注目したのであるが、廣瀬教授の「基調提起」には何故か、余り触れられていなかった。結局、土日はそのことが頭にあって、他の議論は従来と変わらずに思えてならなかった。

何故、議事機関としての議会が議事に乏しいのか?特に基礎自治体として住民に一番身近におり、民主主義の学校と言われる機構が、その役割をほとんど果たしていないのか?現代の世界で、関心、利害が多様に異なるなかで…。構造的な原因があるはずだ!

原因は多々考えらるだろうが、おそらく『住民対住民の対立軸』が設定されないことがその根底にあるように感じられる。

今から40年前に「東京都ゴミ戦争」が勃発した。地元でのゴミ処理を拒んだ杉並区に対してゴミの受け場所としての江東区がその搬入を阻止する闘争を仕掛けた。当時の美濃部都知事は反対者がいる限り、施設は建設ぢない、という優雅な哲学を開陳して何もできなかった。

住民自治とは互いの考え方の違い、利害の対立を自ら調整することだ。それを具体的に実行する場が議会のはずである。 

        

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コメント

町田市議会でも請願審査ではようやく議員間討議を始めましたが、肝心の首長議案では行われていません。何故できないのか、したくないのか。まだまだ道遠しですね。

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